2026.3.19

高性能住宅

ZEH(ゼッチ)のさらに上を行く。2030年の基準を今建てる

ZEH(ゼッチ)のさらに上を行く。2030年の基準を今建てる

ZEH(ゼッチ)のさらに上を行く。2030年の基準を今建てる

最近、家づくりのご相談をお受けしていると「ZEH(ゼッチ)」という言葉をよく耳にするようになりました。国が進めている「エネルギー収支をゼロにする住まい」の基準ですが、実は2030年にはこの基準がさらに引き上げられる予定です。

「せっかく建てるなら、先を見越した基準にしておいた方がいいですよね?」

そんな切実な不安を抱えて、私たちのところへ来られる方が増えています。

 

数値よりも「10年後の冬」を想像してみる

ZEH基準を満たしていれば、今の基準では「高性能な家」と呼ばれます。でも、宇都宮の冬を思い浮かべてみてください。底冷えする朝、暖房をつけているのに足元だけがスースーする……そんな経験はないでしょうか。

実は、ZEHという基準は主に「エネルギーをどう抑えるか」というもの。もちろん大切なことですが、住む人にとって本当に大切なのは「家中どこにいても、温度のムラがないこと」ではないかと思うのです。

数値上の「正解」を満たすこと以上に、10年後、20年後の冬の朝に、家族が「この家にしてよかったね」と笑い合えるかどうか。そこを一緒に考えていくことが、宇都宮市で新築注文住宅を建てる際の一番のポイントかもしれません。

 

宇都宮の気候に寄り添う「性能」のあり方

夏は湿気が多く、冬は内陸特有の厳しい寒さがくる宇都宮市。高性能住宅という言葉を聞くと、どうしても「断熱材の厚み」や「気密性の数値(C値)」といった難しい話になりがちです。

私たちが大切にしているのは、その数値を「暮らしの心地よさ」に翻訳することです。

例えば、2030年の基準を見据えた高い断熱性能(HEAT20 G2/G3レベルなど)は、単なるスペックではありません。「冬でも薄着で過ごせる」「お風呂上がりにヒヤッとしない」という、体で感じる安心感のための道具です。

基準をクリアすることがゴールではなく、宇都宮の厳しい季節の中でも、家のどこにいても家族が緩やかにつながっていられる。そんな温度環境を整えることが、私たちの役割だと考えています。

 

暮らしの「ものさし」を整える

もし今、家づくりで迷われているなら、少しだけ視点を変えてみませんか。

「この設備は最新か?」と考える代わりに、「この窓の近くで、冬に読書ができるかな?」と想像してみる。 「ZEHを超えているか?」と比べる代わりに、「夏休みに帰省した子供たちが、エアコン一台でぐっすり眠れるかな?」と問いかけてみる。

暮らしの「ものさし」を数値から「心地よさ」に戻してみると、本当に必要な性能が見えてくることがあります。

 

答えはひとつではありません

家づくりに、たったひとつの正解はありません。家族の数だけ、心地よいと感じる温度も、暮らしのペースも違うからです。

私たちは、無理に高い基準を押し付けることはしません。ただ、宇都宮の街で長く、誠実に、皆さまの暮らしが続いていくお手伝いをしたい。そう願っています。

未来の基準を今建てることは、安心を買うことでもあります。でもそれは、カタログの中にあるのではなく、日々の何気ない「あぁ、気持ちいいな」という瞬間の中に、静かに宿るものなのだと思います。

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