2026.5.1

高性能住宅

夏のエアコン代を劇的に下げる。プロが教える「日射遮蔽」と軒・ひさしの深い関係

夏のエアコン代を劇的に下げる。プロが教える「日射遮蔽」と軒・ひさしの深い関係

夏のエアコン代を劇的に下げる。プロが教える「日射遮蔽」と軒・ひさしの深い関係

夏の暑さが本格的になる前、打ち合わせ中のお客様から「今の家は、夏になるとエアコンをフル稼働させても、なんだか熱気がこもるんです」というご相談をいただくことがあります。

宇都宮市の夏は、湿度が非常に高く、日差しも強烈ですよね。 「夏を涼しく過ごすには、エアコンの性能を上げるしかない」と思われがちですが、実はその前に、少しだけ視点を変えて考えてみたい大切なことがあります。

それが、窓から入ってくる太陽の熱を遮る「日射遮蔽(にっしゃしゃへい)」という考え方です。

 

窓から入る「熱」の正体を知る

意外に知られていないのですが、夏に室内が暑くなる原因の約7割は、窓から入ってくる熱だと言われています。

高性能なエアコンを選んだり、断熱材を厚くしたりすることももちろん大切ですが、まずは「そもそも熱を家の中に入れない工夫」をすることが、心地よい暮らしへの近道になります。

そこで大きな役割を果たすのが、日本で古くから愛されてきた「軒(のき)」や「ひさし」です。 屋根の端が外側に突き出している部分のことですね。これらが傘のような役割をして、夏の高い位置にある太陽の光を、窓の手前でふんわりと遮ってくれます。

 

宇都宮の暮らしに馴染む「軒」の深さ

宇都宮市で新築注文住宅を検討されている方のなかには、スッキリとした軒のないデザインに惹かれる方もいらっしゃるかもしれません。デザインの好みは人それぞれですし、そこに正解はありません。

ただ、私たちの経験からお伝えしたいのは、軒やひさしが深いと、夏の暑さを和らげるだけでなく、雨の日でも少しだけ窓を開けて風を通せたり、外壁の傷みを抑えられたりと、長く住むうえでの「安心」がついてくるということです。

宇都宮市で高性能住宅を考えるとき、私たちは数値上の性能(UA値など)だけを追い求めるのではなく、こうした自然の力を味方につける「パッシブデザイン」という視点を大切にしています。機械に頼りすぎず、自然の摂理に逆らわない設計が、結果として家計にも体にも優しい暮らしにつながると信じているからです。

 

「心地よさ」の形は、家族の数だけある

日射を遮る方法は、軒だけではありません。 最近では、おしゃれな「スタイルシェード(家の外側に付けるすだれのようなもの)」を活用するのも一つの手です。

家づくりにおいて、間取りや外観に「これが絶対の正解」というものはありません。 日当たりの良い大きな窓が欲しい方もいれば、落ち着いたプライベートな空間を好む方もいます。

だからこそ、ただ流行を追うのではなく、自分たちがその場所でどんなふうに笑い、どんなふうに夏を過ごしたいのか。そのイメージを軸に、間取りという「暮らしを包む器」をじっくり整えていってほしいなと思います。

宇都宮の厳しい夏を、もっと自然体で、軽やかに乗り切るために。 次に街を歩くときは、ぜひいろんなお家の「屋根の出っ張り」を眺めてみてください。

「あ、あの深い影が、中の涼しさを守っているのかも」

そんな小さな気づきが、あなたにとっての「暮らしが心地よく続く家」づくりの、素敵なヒントになるかもしれません。

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