
「空気」をデザインする。芳香剤がいらない、澄んだ住まいの秘密
「新しいお家に行ったら、どんな芳香剤を置こうかな」 そんなふうにワクワクしながら、インテリアを考えている時間ってとても楽しいですよね。
でも、見学会や相談会にお越しになるお客様と お話をしていると、ふとこんな話題になることがあります。 「今のアパート、なんだか生活臭が気になって……」 「お料理のあとの匂いが、次の日まで残るのがストレスなんです」
実は、お家の中の「匂い」や「空気のよどみ」に悩まれている方は、私たちが思っている以上にたくさんいらっしゃいます。
匂いを「消す」のではなく「生まれない」仕組み
消臭剤や芳香剤で匂いを上書きするのも一つの方法ですが、できれば「いつも澄んだ空気が流れている場所」で、のびのびと暮らしたいものですよね。
お家の中の空気をきれいに保つために、デザインや間取りと同じくらい大切なのが、実は「目に見えない空気の通り道」です。
生活の中で生まれる湿気や匂いを、お家全体でゆっくり、だけど立ち止まらせずに外へ逃がしてあげる。この仕組みがうまく働いていると、芳香剤を置かなくても、驚くほどすっきりとした空気が保てるようになります。
「第一種換気」と「床下」が教えてくれる、本当にきれいな空気
では、どうやってその通り道をつくるかというと、最近の住まいづくりでよく使われるのが「第一種換気(だいいっしゅかんき)」というシステムです。これは、空気を入れるときも出すときも、機械を使って計画的にコントロールする仕組みのことで、空気の「お巡りさん」のような役割をしてくれます。
さらに、この換気の仕組みを「床下」に通してあげるのも、心地よさの大きな秘密です。
実は、ホコリやハウスダスト、そして料理の匂いなどは、空気より重いため床の近くに溜まりやすい性質があります。だからこそ、床下から静かに空気を吸い込んで外へ逃がしてあげることで、小さなお子様やペットがハイハイする高さの空気まで、いつもきれいに保つことができるのです。
宇都宮の気候だからこそ、空気の質にこだわりたい
ここ宇都宮市は、冬の厳しい冷え込みや、夏のじっとりとした湿度など、季節ごとの変化がとてもはっきりしている地域です。
せっかく宇都宮市で新築注文住宅を建てるなら、どんな季節でも一歩足を踏み入れた瞬間に「ほっ」と深呼吸できる場所にしたいですよね。
そのためには、お家の隙間をできるだけ少なくすること(気密性)と、先ほどお話しした換気のバランスがとても重要になります。宇都宮市で高性能住宅と呼ばれる住まいは、ただ部屋を暖かくしたり涼しくしたりするだけでなく、足元から「きれいな空気をデザインする」ことにも繋がっているのです。
「わが家」にちょうどいいバランスを見つける
空気の心地よさはもちろんですが、毎日を過ごす「間取り」についても、同じように大切なことがあります。
最近はSNSでたくさん素敵なお家が見られるからこそ、「どれが正解なんだろう」と迷ってしまうこともあるかもしれません。でも、暮らしやすさの答えは、ご家族の数だけあります。間取りはモノではなく、これからの暮らしを包む器のようなものです。
見栄えの美しさはもちろん大切ですが、それ以上に「自分たちの普段の生活にぴったり馴染んでいるか」を、ぜひ一番に考えてみてくださいね。
毎日暮らす場所だからこそ、飾らない、自然体でいられる空気が流れていてほしい。
どんな間取りが自分たちに合うのか、どんな空気が心地よいと感じるのか。正解を急がず、まずはご家族で「どんなふうに毎日を過ごしたいか」を、ゆっくりおしゃべりすることから始めてみるのはいかがでしょうか。